キジキジ

漫画やアニメやテレビや新聞などの影響を受けた話を書きたい ゆるい感じで

名作デジモンワールドが如何に面白いのかについて・・・・

 今回紹介する初代デジモンワールドが発売されたのは1999年で、当時パソコンが徐々に浸透し始めてきた頃。そんな時にデジタルワールドにのみ存在するモンスター(デジモン)を育成してバトルするゲームだと・・・こんなもの当時の小学生が喜ぶに決まってる!ありがとうバンダイ!

 

 あらすじを言っておくと、デジモンで遊んでいる子供が主人公である日急にデジタルワールドに入り込んでしまって、迷い込んだ先の世界は空き地同然の街でくたびれていた。そこで復興させるために色んなデジモンと交渉して、街に来てもらうように誘うようにジジイから指示されるので「よし、キタ」と主人公が励んでいく。

 ジャンルとしては育成シュミレーションゲームだと思う。朝、昼、夜と背景が変わっていき1日の終わりには寝る。

 と、これ重要な点なんだけどこの世界ではデジモン野糞を普通にしちゃう世界。もう火山だろうが、ゴミ山だろうが、ジャングルだろうが、どこでもプリッとうんこ出しちゃう(笑)

ただ、それをするのはデジタルな世界でもよくないことなので本来はきちんとトイレでさせることで良いデジモンに育っていく。野糞をしすぎると、スカモンっていうグロテスクなうんこうんこになってしまう。だからきちんとオレが間違えないように育てているぞっていう感触がある。

 ただ、必死に育てていても、死ぬ時は死ぬ。そして次は卵になってまた生まれ変わる。俺、ペットすら飼ったことないけど闘牛を育てるってこういうことなんじゃないかと思う。闘いに向かわせるために育てているのと、可愛い面と可愛くない面と育てるのが少し面倒だなって思う面が闘牛と似てるんじゃないかな。

 

 このゲームは完全な弱肉強食世界で、炭鉱場所でデジモンがいるので面白そうだなと近づいたらバトルでボッコボコにされたりするの。理不尽なとこもデジタルワールドの厳しさと、自由の代償を思い知るんだよね。それでココはまだいっちゃいけないなって頭の中で把握していきながら見知らぬ土地―雪山やおもちゃまみれの部屋や機械工場―に行く冒険。これがたまらなく、面白かった。当時、PSのグラフィックであそこまで綺麗に表示される背景でデジモンワールドを表現してくれるなんてもう・・・・嬉しい!

 見知らぬ土地でデジモンが街に来てくれないかって誘っても色んなデジモンがいて、そうそうイエスとは言ってくれない。条件は色々あって、バトルがメインだから戦うことは多いと言えば多いがミニゲームをして仲間になってもらうこともしばしばある。例えば、バイトをしてくれと言われたり、リアルあみだくじで勝ったらと言われたり、釣りでレアな魚をとったらと言われたり、多種多様なことができる。

 これが街の復興のためっていう名目付きでミニゲームが出来るわけで、目的のために頑張れるし遊べる。これ、久保ミツロウ先生が言ってた1Way2Jobだ。どういう言葉かというと、1つの仕事で二つの意味を作る。漫画だと、1つのコマで登場人物が「大丈夫か?」と仮にしゃべっていたとする。書き文字で「でも、仕事に来てくれたのか」と言うことで、無事を心配していることと、来てくれたことに対する感謝と両方の心情が描写される。

 ちょっと話それたんで、もうまとめに入るけど要はこのゲームで何が面白いって育成感と冒険感。1日中ずーっと一緒にいてトレーニングして愛着が増えていきながらそいつとまだ見ぬ場所を冒険して街を栄えさせる。こんなたまらないゲームのシステムをそのままに、2012年にデジモンワールドリデジタイズとして発売される!

 

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